about NPO CORPORATION HOW TO FISH
Thoughts on launching an NPO corporation
はじめまして。NPO法人・魚の釣り方の代表・今泉です。
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私はこれまで10年以上にわたり、住宅の設計から施工までを担う「kotori」という住宅会社を経営してきました。そして、大量生産・大量消費の時代に逆行し、あえて地元の木材を用いた、地元の職人さんたちの手による家づくりを手がけてきました。
その理由は、地域の建材と人材を利用して地場産業の振興に貢献したいという想いと、この地に受け継がれてきた建築の知識や技術を次代に承継したいという想いがあったからです。
その他にも、地域社会に対して何か私たちができることはないかと模索するなかで、2020年4月から「tsumikiプロジェクト」という活動にも取り組んできました。
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「tsumikiプロジェクト」は、建築廃材を使って作った積み木を、地元の保育園や被災地などに寄付する活動です。私たちが提供した積み木を使って、子どもたちが生き生きとした表情で遊ぶ姿を見ているうちに、子どもたちが心ゆたかに成長するには、「もの」を与えることと同様に「こと」を与えることがとても大切なのだと気づきました。
そこで、想いを共有できる仲間を募り、NPO法人を立ち上げたのです。
What "HOW TO FISH" wants to do
NPO法人「魚の釣り方」は、子どもに釣りを教えたり、釣り大会を開催したりする団体ではありません。
考えてみてください。
もし、食べ物がなくて困っている子どもを見かけたら、あなたはどうしますか?
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カバンの中にクッキーが入っていたら、それを与える?
「これで何か買って食べなさい」とお金を渡す?
・・・そうしたらきっと、子どもはとても喜ぶでしょう。
でも、もしその子がまたお腹が空いたとき、食べ物を与えてくれる人と出会えなかったら、
どうなると思いますか?
・・・結末を想像するだけで、胸が痛くなります。
飢えた子どもに、一時的に食べ物を与えるのはたやすいことです。
でも、その子の未来を真剣に考えたとき、もっと違うものを与える必要もあるのではないでしょうか。
「もっと違うもの」とは、
子どもが自分で考え、判断し、自分の力で生きていくすべを教えること、
子どもが自分で働いて対価を得られるような機会と場所を与えること、そして、
子どもが自分の大切な人を幸せにできる力を身につけさせることではないかと、私たちは考えます。
つまり、お腹の空いた子どもに「魚」を与えるのではなく、「魚の釣り方」を教える。
私たちは、そんなふうに子どもたちを支えていきたいと思っています。
具体的には、既に活動中の「tsumikiプロジェクト」をはじめ、子どもレストラン、丸太ベンチプロジェクト、子ども弁当の配食、子どもマルシェ、子どもの教え合い塾など、みんなのアイデアを持ち寄って、色々な「魚の釣り方」を提供していきたいと思っています。
飽食の時代にありながら、現代の日本では子どもの貧困問題が年々深刻化しています。 そんな子どもたちの未来を考えたとき、 単に「食べ物」を与えるのではなく、「居場所」や「生きるすべ」を与えることで、子どもたちに生きる力を身につけてほしい。 私たちはそんな想いで、活動を続けていきます。
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